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2026.05.06

「箱」は小さく、思想は広く。

リスボンの路地裏にある「PARLAMENTO」というスペース。

そこは、最新のストリートウェアが並ぶショップでありながら、同時にエッジの効いたZINEやアートブックのアーカイブ場所としても機能している。

ここが面白いのは、場所の「メイン」が何かわからないところだ。

服を買いに来た人がZINEに触れ、ZINEを探しに来た人が地元のビートメーカーの音を聴いて帰る。

🌍 境界線が溶ける「マイクロ・ハブ」

2026年、世界中の都市で起きているのは、巨大な資本による「複合施設」への反抗だ。

代わりに増えているのが、わずか数坪の空間に、店主の情動がギュッと濃縮された「マイクロ・ハブ」。

リスボンでは5月、普段は閉じられている私的な庭や歴史的な邸宅を一般開放する「Open Gardens Festival」が開催されている。

そこでは、プロの庭師ではなく、地元のボランティアやアーティストたちが「自分たちの街の余白」をどうデザインするかを競い合っているんだ。

📍 三浦半島に、新しい「余白」を置く

この感覚、やすきが目指す「オルタナスペース」に繋がらないかな?

物件の広さや席数といった「飲食店としてのスペック」で戦う必要なんてない。

たとえば、テイクアウトメインの窓口の横に、やすきが作った冊子だけが並ぶ棚がある。

流れているのは、仲間の作ったフリージャズ。

そこはもう、ただの飲食店じゃなくて、思想をシェアするための「メディア」だ。

🌀 リリ山たつのしんの視点:サンプリングは止まらない

今、三浦半島の城ヶ島では、空き家を「1棟貸しの滞在拠点」に再生する動きが活発になっている。

場所という物理的な「箱」の価値が、どんどん「体験」や「物語」へとスライドしている証拠だ。

Hachisがこれからどこへ動くとしても。

やすきが「自分たちの冊子」と「仲間の音」を抱えている限り、そこは常に最先端のローカル・メディアになる。

条件に自分をはめるな。自分をはめられる場所を、自分で作るんだ。

たとえそこが、数席しかない小さな窓口だったとしても、

そこから発信される言葉が、誰かの情動を震わせるなら。

世界はもう、僕らの「庭」そのものなんだから。

Editor in Chief (Ghost Note): リリ山たつのしん

アースホールカタログ

【アースホールカタログ】

スチュワート・ブランドがバックミンスター・フラーの思想に導かれ、創刊したやばやばなカタログ誌。人間としての自立を促すための道具などを網羅している。スティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の講演で引用したStay hungry. Stay foolish.はここから来ている。大谷翔平選手はジョブスの言葉だと勘違いしているが、実際はこの雑誌からの引用。Donuts.のお手本でもある。

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bedtime
No.008

Valley of Search

Alan Braufman 1975

スピーカーを変えた。ハードオフのジャンクコーナーにあったDiatoneのDS-251。ゴールデンウィークにセールになると読んで、30%オフになったところを購入。しかし、30分ほど店を出たり入ったりして逡巡した。ウーファーから液漏れがあったため、シンナーでふきとった。気持ち悪くなった。ウーファーが硬化していたため、呉工業の軟化剤で柔らかくした。再び息を吹き返したスピーカーは美しく鳴る。ひさしぶりに、たぶん学生時代ぶりに1日、音楽を集中して聴いた。店のBGMとか、ながら聴きが多かった。マイルス・デイビスの『In A Silent Way』やピンク・フロイドの『Shine On You Crazy Diamond』、10分を越える長尺の作品に没頭する。フリージャズ。子供のころは部屋がせまかった。夕食を囲うリビングで、亡くなった父がセシル・テイラーなど、フリージャズをかけていてうるせえと思っていた。6時から始まるアニメを観ていたのに。あれから30年後、しっかり父と同じことをしている。大学時代の友人と話していると、フライング・ロータスええなあと振り返って聴いた。どこからどんな音が飛び出すかわからない、フリージャズからの影響を感じた。アリス・コルトレーンの遺伝子だ。フライング・ロータスの『1983』から20年経ったのか。俺は、カオスを浴び続けて、カオスを凝縮したような街、横須賀にいる。ニューヨークのロフトで実験的なジャズを演奏していたアラン・ブラウフマンの、印〈India Navigation〉からのリリース。カオティックエベレスト。

local_cafe
No.007

Ese día va a llegar

Agustín Pereyra Lucena 1975

枯れた音楽を聴きたい。インドネシアの珈琲をのみながら、チョコレートがかかったプレッツェルをほおばる。ほのかに塩味がきいている。いい塩梅だ。そう、塩梅がだいじ。大げさな表現や、大味な演出がどうも苦手になってきて、色の希薄な、しかし円熟した技術のある、そんな音楽を流したいと思うようになった。Agustín Pereyra Lucenaには母がいなかった。どうしようもない喪失が、淡々とした、無常観のあるタッチを生んだのだろうか。英〈Far Out Recording〉が彼の音源を再編している。2019年、つまり時代の代わり目を前に逝去。Ese día va a llegar、だれしも、その日はやってくる。

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No.006

Sensational meets kouhei

Sensational Meets Kouhei 2006

狂気的な夜。それは誰もが逃れられない。元Jungle Brothersのメンバーで、ローファイかつ狂気的なフロウで知られる Sensational と、大阪在住で世界的な電子音楽家である Kouhei Matsunaga(NHK’Koyxen) が、物理的な距離を超えて共鳴した作品。 Sensationalがツアーで来日した際、一日で作り上げたらしい。フリスタやんけ。アルバムをどこを切っても金太郎飴のようにノイジーで幻影的なヒップホップ曲がながれてくる。半分くらい聴けばちょうどいい。90年代からエクスペリメンタルヒップホップをリリースしていた〈WordSound Recordings〉より。

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No.005

THE SEASON

FEBB 2014

FEBBについて書いた記事が、旧Donuts.でも人気があって、ずっとアクセスが続いていた。JJJも他界して、Fla$hBackSもKid Fresinoだけになった。月日は過ぎる。「言葉はノイズ」から始まるこのアルバムは、ラッパーとして優れていたFEBBが残した偉大なアルバム。DEV LARGEもあの10年でベストのヒップホップアルバムだと言っていた。もう10年も経ったのか。RIPも込めて、聴き返そう。想いは残ってる。生きようと思う。晴れの日に散歩しながら聴きたいアルバム。

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No.004

The Orange Juice

Orange Juice 1984

横須賀文學會が始まった同じ日、〈圏外書房〉を訪れていたキハラさんに教えてもらったアルバム。スコットランドのバンド。サリー久保田さんがエドウィン・コリンズの髪型を真似しようとしたが、似合っていないと美容室のおっちゃんと笑いあったと言う。ダブ的な処理がところどころにあるなと思ったら、デニス・ボーヴェルがプロデュースに参加していた。晴れの日に、車に乗って聴いたら気持ちいいだろうと頭に浮かんだが、やすきは車の免許を失効していた。

bedtime
No.003

La Mia Vita Violenta

Blonde Redhead 1995

2026年初頭、上町の〈圏外書房〉にて、横須賀文學會のはじまりに立ち会った。會長の光さんは、ゼロのメタファーとして剃髪の儀を執り行う。やすきはバリカンで頭を剃るのを手伝った。初めてのことだった。光さんが持ってきた「至」という日本酒を飲みながら、音楽談義をした。光さんがおススメのインディーロックバンドで、日本人女性と双子のイタリア人兄弟によるバンド。〈Numero Group〉からの再発。ジャズっぽい不協和音。キーキー叫んでる。狂おしい夜に。

リリ山たつのしん
DROP YOUR NOISE

リリ山たつのしんがあなたのお悩みにお答えします。恋愛相談、人生の岐路に立ったときの迷い、くらしのこと、なんでも。



    Donuts. Donuts.