マグフェスについて

マグフェスは成功に終わった。盛り上がった。

開催の直前まで、集まってくれるかどうか、冷や冷やしていた。だが、SNSの告知など、やることはやって、これで駄目ならば仕方がない、というところまで持っていった。Yahooライターのうみのとなりさんの記事をはじめ、様々な人の協力を得て、人が集まってくれた。MagYokoのようこさんの体感によると、50人の来客があったらしい。

夜のマグヨコは、いられるスペースがない、と帰られたお客さんもいた。二階のスペースにもりあいくんが始めた古着屋・〈Rasta〉のスペースが逃げ場になっていたが、それでも足りなかったようだ。hatisから流れてきたクロフネさんたちがカードゲームをして遊んでいた。

無茶振りだったが、もりあいくんも夢だった古着屋をスタートすることができた。横須賀に移住したら古着屋をやりたい、というヴィジョンを語っていたので、夢を叶えた、という形になる。

ヴィーガンの〈yaam〉も、二回目の出店で、二回とも完売。自信をつけて、東京から横須賀に拠点を移し、本格的に始めようかという姿勢でいる。

さちこさんのジャークチキン弁当は、予約だけで用意していた数の半分が売れていた。受け取りに、よしさんが奔走してくれた。

小泉進次郎も食べたジャークチキン弁当
〈yaam〉のヴィーガンサラダボウル

ユニラジの曲に、「この街ならなんだってできる」というラインがある。東京ではできないが、横須賀ならできる、ということが現実にたくさんある。

地域、ヴィジョン

富士見町の〈hatis AO〉、上町の〈MagYoko〉、佐野町の〈養生カフェスマイル〉。点と点をつなぎ、地域を盛り上げる、という旗を掲げ、協働した。横須賀市外に出ずとも、自分の暮らしている地域で楽しむ。東京や市外のアーティストを招き、地域とのつながりを作る。横浜から来てくれて、横須賀を楽しんでくれた方もいた。

エデン横浜の常連で、横浜在住のりょうさんは、この日、横須賀を満喫してくれた。同日に開催されていた横須賀ブックミュージアムに午前中から訪れ、hatis AOでスパイスカレーを食べて、カードゲームを楽しみ、スマイルとマグヨコに行ってライブを見て、佐野町の〈No.13〉に珈琲を飲みに行き、上町〜富士見町〜佐野町を楽しみ尽くしていた。

行政が用意した観光としての横須賀も、もちろん楽しいだろう。東京から電車で横須賀まで来て、ドブ板通りでネイビーバーガー、海軍カレーを食べる。日帰りで楽しめるプランだ。

地場のお店がこうやって精一杯つくるイベントでは、つながりができる。集客は極端に多いわけではない。だからこそ、ひとりひととコミュニケーションが取れる機会ができる。列ができるほど並んでるお店は忙しくて、店員さんとお客さんがゆとりをもって時間を過ごせることはできないだろう。足早に観光をしたとして、横須賀の本当の魅力を理解できるか、といえば別なのかもしれない。

これからの時代は、つながりが大事になってくる。家族や会社と飛び越えての、人としてつながり。現代は、孤独が増えすぎている。ネットで人と人がつながりやすくなったはずなのに、暴力的な言葉や感情が入り乱れてしまい、お互いに傷つけあう。

日本は人口減少社会を迎えた。だからこそ、日本人が、お互いを尊重して、大切に生きていかなければいけない。子供も宝、ならば大人も宝。

ひとりひとりが顔が違うように、持っている力も違う。互いを活かし合うことが本当の社会なのではないだろうか。

横須賀の内外から多くのアーティストが集まってくれた。彼らも生活を続けながら、夢を追い続けている。パフォーマンスをするにしても、お客さんがいないとアーティストとして存在できない。地域と、直にひとりひとり繋がっていくことが、かけ替えのない糸となる。

マグフェスのお客さんは優しかったと、アーティストの多くが言っていた。人が優しいというのは、横須賀の誇りだ。

つながりをふやす

ブックミュージアム主催の森さん

やすきは午前中にブックミュージアムに赴き、マグフェスのポスターを貼らせてもらった。〈圏外書房〉さんや三浦の〈汀線〉さんも出店していた。〈福田蔵書〉の福田くんが主催の森さんに取り繋いでくれた。それを見てhatisにいらっしゃったご夫婦がいた。スタンプラリーに押しに来てくれた二人組が夕方からお酒を飲んでくれた。スタンプラリー利用者が少なかったので、次回があれば課題のひとつだ。スマイルもいい感じに盛り上がってくれたようだった。

マグヨコのビンゴ大会は、黒人のお客さんも混じり、多いに盛り上がった。やすきは司会を仰せつかった。

人種を越えて繋がり合う。横須賀の理想を描いたような空間になっていた。

澄野 杏さん。ライブは見れませんでしたが次はぜひ。オンリューさん。熱いメッセージをありがとうございます。やすきと考えが似ているようでした。しんじさん。純粋さが理解できました。また何かやりましょう。 8号さん。いつもありがとうございます。子供さんが8号さんのDJで踊っていたのは感激しました。Eddie Santa Klausさん、ご挨拶もできませんでしたが、またよろしくお願いします。ROOOTTEN a.k.a. ZL、C^2 シーツー、Ash as Melt、ヒップホップのライブを初めて見た人たちも感動していた。コギソコウキ、また頼むぜ。Universal Radio。いいライブだったよ。

よしこさん、めいさん、ありがとうございました。来てくれた方に最大限の感謝を。

あたらしい関わり合いをつくりましょう。私たちはいい時代をつくれます。各々がやりたいことを楽しめば、いい共同体をつくれます。次に繋げましょう。

横須賀の古着屋〈Rasta〉
〈Rasta〉ではじめて古着を買ったという、スミーさん。デニムジャケット似合ってますよ。
8号さん
スマイルでオートハープを教えるしんじさん