横須賀の不入斗町。横須賀アリーナがある、入り組んだ町だ。かつて柏木田と呼ばれた遊郭街があった通り、交番があった場所。佐野町、上町、富士見町と四つの区画の中間点の交差点がある。

御嶽神社は、西日本では見かけなかった神社だ。山梨が発祥らしい。

律する

やすきは、不入斗の御嶽神社に毎朝参る習慣がある。きっかけは、霊力が強い方がいて、その人にこの神社はパワーが強いと教えてもらったからだ。

朝6時。目覚めと同時に、白湯を飲む。富士見町から、不入斗へ向かう。隣町だ。多くの人は県立大学駅に出勤するために、反対方向へ向かっていく。不入斗方面に出勤する人は少ないだろう。通学のためか、学生たちをよく見かける。

大きい道路に出ても、車は少ない。どうみき坂の一方通行の規制があるためだ。鳥のさえずりを聴きながら、歩を進める。ぽつぽつと、人通りがある。

いつもシャッターが半分しまった焼き鳥屋。理容院。クリーニング屋。Googleマップにも表示されてないが、BARの看板がある場所。おばあちゃんが経営している商店。ここの惣菜が、温かみのある味で美味しい。

庭先に花が咲いている。大通りと、一本、裏筋に細い路地がある。町報が看板に飾ってあり、目を通す。えがおというタイトル。中身はほとんど頭に入ってこない。

細い路地には猫がよくいる。白い猫と茶色い猫。飼い犬もよく通る。近所に住んでいる人と挨拶する。