美咲町、アートの跡

パリの自由なやつら

岡山県美咲町では毎年、「美咲芸術世界」というイベントが執り行われています。ヨーロッパからアーティストを招聘し、作品を街に残していきます。しかも、そのアーティストはパリの建物を不法占拠してアートを構築するようなアーティストです。丹後山アパートメントのツバサ君が去年、共同で製作したとのことで、案内してもらいました。

亀甲駅

亀甲駅にはドイツ人アーティストが製作した絵が飾られてありました。時間帯的に陽が傾いていい写真が撮れませんでしたが、アップを載せておきます。子供の落書きのような、鳥や動物の絵。なんなめっちゃ自分と違うんだろうなという印象です。この絵が駅にあって、毎日目にするとしたら、美咲町住民の人の感覚も変わってくるでしょう。津山駅にもこういうものがひとつ欲しい。

寄合室

駅から歩いて3分のところにある寄合所のような場所。美咲町を模した図に、少女が虹色の放尿をしたような絵。これらの絵は、日本の水墨画のバイブスに似ていると思います。かなり新しい。

卵かけご飯屋の丸い塔

卵かけご飯屋にある白い塔。中に360°に絵が描かれています。こちらも七福神とか、日本にインスパイアされている絵。色彩の感覚がクリアーで、スッキリとした印象でした。中に特徴的なベンチがあり、ここで時を過ごすカップルは少し感覚がぶっ飛んでいるでしょう。

卵かけご飯屋

卵かけご飯屋には卵型のゲルがあります。ツバサ君はこのゲルの製作を手伝ったらしい。全体の写真を撮ればよかった。竹で製作したゲルで、中は狭かったけれども、ご飯たべたら落ち着くかも。中には卵の殻で装飾が施されていました。お金をかけずとも、そこら辺にあるもので作れる、という確信を与えられました。