4月に入り、週6営業に変更した。週に1回、どころか売上の凹みが出まくっているので、数を打つ必要がある。
バイトも入れず、店も忙しくなく、体力的には楽、と思いきや、なぜか休みには疲れている。店は店でつかれるのか。そこで、生活習慣を変えてみることにした。
習慣
まずは、食事のタイミング。名古屋のラッパー、AK-69が1日に12時と18時にしか食事を取らない、とYouTubeで話しており、取り入れてみた。
人間は16時間以上の空腹がつづくと、オートファジーが発生し、細胞の修復が早まる。老化の防止にもつながる。
体感としては、感覚がよみがえる。漫然と食事をしていると、胃腸の疲れも感じにくくなってしまう。空腹の時間は大切だ。
食事をしてから4時間以内に寝てしまうと、老化が早まってしまうらしい。インドのグールーのYouTubeで見た情報だ。
この習慣をはじめるところ、きまって朝9時にお腹がへる。30分ほど我慢すれば不思議と空腹はおさまる。おさまると、胃がきゅっとする。胃に負担がかかっていたのだとわかる。
ついでに、買い食いがなくなるので食費も削れた。12時から18時には店にいるので、あるものをたべるからお金を使わない。
大事なのは、体に馴染むまでルールを守らない日をつくること。日に何日かはチートデイを設け、朝か夜に食事をする。
ルールを破って食べると、朝や夜に食べると胃に負担がかかることがわかってきた。食べると体のリズムが狂う感触がある。
毎日、夜をランニングするのもやめた。ランニングは、不安になったとき、精神にいい影響を及ぼす。走ると脳に血が巡って、思考にもいい。
そのかわり、朝に歩く回数をふやした。歩くと、思考が整理される。走水まで往復2時間、ゆっくり歩きながら移り変わる自然を目にすると、心がやわらぐ。家でじっと物事を考えていると、頭が詰まる。良い考えは浮かばない。
もちろん、なにもしない日もある。体がこの習慣を気持ちいいと覚えるまで少しずつやっていく。e-sportsの先駆者、ウメハラの考えから学んだことだ。習慣は、徐々につけていく。いきなりハードにすると、約束を守れない自分が嫌になるから、ソフトに、すこしずつ。

暇な時間は、庭の掃除をする。アルバイトでわかったが、掃除は、業者に委託するほどの業務で、利益にはならないけど、大事な仕事。
庭の掃除をして、自然に向き合う。畑を耕して、種を蒔く。草を刈る。木の枝を間引く。いままで大事なところをほっぽってやってきたというか、無理してやってきたことを理解する。積み重ね方がよくなかったのか。
闇雲にやってもキリがないので、完成図をイメージする。そこに向かって日々を送る。
マインドが変わってきて、人との関わり方も変わってきた。Xのフォローをやめても、店に来てくれる人は来てくれる。こないだも、ぴーちゃんが横須賀までわざわざ足を運んでくれて、hatisの宣伝もしてくれた。他にも、顔を出してくれる人は何人もいて、ありがたいの一言。
在り方
先週、こういうことがあった。近所の〈Top Off Donuts〉さんが、横浜から来て、hatisの場所がわからなかったお客さんを、店まで案内してくれた。
イベントでもプライベートでも関わりは少なかったが、近所の店同士でいい関係が築けてたのかと思う。こちらも新規のお客さんは案内するようにしている。
〈Top Off Donuts〉さんはあれこれ手を出さず、自分たちの本筋をやり続けていて、ああ、こういう姿勢が必要なんだな、と腑に落ちる。味もブレないまま、新しいアイデアをどんどん出す。いままでは、外からの見え方しか見ようとしてなかった。
自分のやりたいことを貫くのは、孤独なことだ。1人の時間が増えた。以前よりフットワークを落として、目の前のことに集中している。発酵バターチキンカレーの完成が、新しいhatisの在り方に必要だ。
人間関係を整理しても、特段変わりはないし、むしろ新しいご縁も入ってきている。
いま、学んでいるのは、自分の在り方なのだろう。