台風が来ている。太平洋で発生し、強い風を携えて、関東地方へ向けて北上。横須賀は、昨日の夜から風雨に見舞われた。激しい暑さがどこかへ吹き飛んでしまった。
今日、逗子に入れていたアルバイトは、念のためにキャンセルした。Xのスペースでそのことをミカさんに話すと、「命が大事ですから」と言ってくれた。
Donuts.に編集部員が増えた。ミカさんとスミーさんだ。元々、Donuts.は雑誌のようなメディアにしたかったのだが、自分の気持ちの整理のためだけになっていた。
みんながそれを受け入れてくれて、前に進むことができた。今も好きなことをやれている。お返しに、横須賀をはじめ、みんなのことを書きたかった。
ところが、hatis AOを開いてから、物理的な時間も少なくなり、更新頻度も減っていく。それでも発信はしたかった。
やすきが活動をしていく上で、Xのポストでは伝わりきらない考えを示す必要もあった。使い方が、自分の内面の鏡を映すことから、外へ、関わる人、これから関わる人へ伝えるために変わっていった。
ミカさんにスミーさんに既にいくつか記事を書いてもらって、多くの人に読んでもらった。話し合ってく中で、横須賀のことを書こうとなった。中国茶専門店の〈好日〉さんの訪問を皮切りに。
二人は文才もあるし、二人が書くことが重要に感じる。だから、各々が好きな頻度で、好きなタイミングで、好きな書いて欲しい。それが読者の喜びになるだろうし、お互いの人生の進展につながるだろう。
好きなように楽しんだ結果、Donuts.は台風のように多くの人を巻き込むメディアになる。
次の兆し

やすきの体調。芳しくない。タイミーでゆるくバイトを入れてるが、それでもこれ以上は働けない、という日が出てくる。結果、そこまで稼げない。改装費はどうするかというと、クラウドファンディングと谷戸の補助金に挑戦することにした。こちらで概要を作り、小林のあさんに頼んで、ブラッシュアップの返答を待っている。
付随して、いろいろな人とつなげてもらっている。三浦半島エリアの、会社をしている経営者とつないでもらう機会が増えた。今までは、0から1を作り上げる人と繋がっていって基盤を作ってきた。加えて、既に回している人たちの力も借りていけば、コミュニティに力も形になる速度も増す。
上町にお洒落な花屋さんができた。東京を経験した人たちが、東京のようなお店を横須賀につくりはじめている。
昨日も、中央のチューハイスタンドで、市外から横須賀に越してきた人や、古民家で美容院をやりたい人と出会った。三崎は〈たべことや みなと〉のあかりさんのご主人にも出会った。
いろんなことがつながりはじめている。
横須賀で暮らしていて、週末にわざわざ東京に出向く必要もない。むしろ、東京の人が喜んで横須賀に来るような新時代を迎えている。私たちはその旗手だ。
人と会ったりして、心は元気になっている。自分のために味噌汁を作ったり、パスタを茹でたり、という時間も久方ぶりに持った。空白の時間を持ったことで、よくはなっているのだが、同時に不安が鎌首をもたげる。心底疲れて、これ以上やっていけるのだろうか、という不安が。夏の間はずっとあった。
だが、考え直してみると、こういう不安が出てくるのも物事が進んだとも捉え直すこともできる。最初は人も来ず、利益にならなかったのだが、今では収入の大半を賄えるようにもなってきた。それが変動があるので、それは不安にもなろう。
原点に立ち返り、hatis AOを通じて、たくさんの人から愛を与えてもらっているということを見つめ直せば、どうってことないことに気づく。体も休ませればまた働こうと気力が湧いていくる。
神奈川に移住して三年。学んだことは、焦らず、地道に基盤を作って目標に向かっていけば、事態は進んでいくということ。だからむしろ失敗は歓迎すべきだし、変動に惑わずやることを積み上げるだけだ。
疲れないようにするためのルーティンづくりが大事になってくる。続けていくためには、比較するより、楽しむことが重要。