湘南移住記 第237話 『愛の日』

今週の月曜日。

きりさん企画の相撲大会が、hatis AOにて開催された。エデン横浜のオーナーを退いたきりさんに、なにかやり残したことはないですかと聞くと、相撲です、と答えたので相撲大会を開くことにした。

この日、同時にきゅうさんとりょうさんがhatis AOの掃除をしてくれることにもなった。

 

愛に満ち溢れ

きりさんが来て、シン・エデン横浜のオーナー、さちこさんを連れてきてくれた。赤い掃除機を携えて。真紅のように赤い掃除機は、hatisに寄付されることになった。ついに、hatisは文明の利器を授かることになったのだ。

ジョージアのエミちゃんがご友人を2人連れてきてくれた。オートハープのしんじさんとすみーさんも。月曜日だというのに、hatis AOが千秋楽のように賑わう。

さちこさんはスーパーサブとして料理の提供も助けてくれた。わざわざ来てくれたのに手伝わせるのは悪い、と思ったが、いま振り返ると、こういう時は遠慮せずに頼んだほうがいい。

配膳とドリンクをお願いしたが、料理の盛り付けとか、もっと突っ込んだこと言えばよかった。こういう時に、きちんと仕事を振れるようにしないといけない。

きりさんは、店内の設備を直してくれた。壊れていた窓の鍵、窓席の設えをボンドで補強、庭の手入れ、こちらから何も言わずに自主的に動いていた。あらかた作業が終わると、「何かやることはないか」と尋ねてくる。力強い目で。

りょうさんときゅうさんはふき掃除。木と和紙の玄関灯を外して埃を拭き取ってくれるなど、やすきが普段しない行動もしてくれた。

焚火もした
高橋さんもやってきてみんな大盛り上がり

みんなで掃除が終わった後は、スパイスカレー を食べて談笑した。エミちゃんがご友人のご夫婦を連れてきてくれて、セッションタイムとなった。奥様は、葉山在住のクリエイターで、雑貨を手掛けていた。ここ一、二週間のhatisのトレンドである愛についてをみんなで語り合う。

夕方からは、衣笠城址の近くにある〈満冒寺〉さんの副住職さんが来られた。エデン横浜軍は興味津々で、副住職さんを取り囲むように話を聞いていた。スミーさんとしんじさんとで企画をすることになった。エデン横浜と、地域をよりミックスさせる動きになるだろう。

結局、相撲大会は催されなかった。きりさんが帰り際に、やすきを持ち上げて申し合わせをした。

この日のhatisには愛が溢れていた。笑い声もたくさん聞こえたし、真剣な話もあった。

6月に入ってから売上が芳しくなかった。だけど、落ちたとしても、みんなが助けてくれる。甘えきりになってはいけないから、やすきもみんなのために動く。みんなを巻き込んで、協働していいムーブメントを作っていく。

みなさん、素晴らしい愛をいつもありがとうございます。