11月。空気が冷たくなってきた。冬に旅に出るとしたら、どこがいいだろう。だれもしらない場所に、電車に乗って行ってみたい。降り積もる雪を、車窓から眺めるのもいいだろう。
旅のために

『Ornital Planes & Passenger Train Vol.1』は2016年にイギリスのレーベル・Sereinからリリースされた、編終盤。「電車や飛行機などの道中を、穏やかに心を落ち着かせ、かつ楽しく過ごせるように」というテーマでセレクトされている。コロナ以前の発売だが、とてもポストコロナ的な主題だ。
ここ1〜2年、アンビエントのアルバムが雨後の筍のように発表された。コロナによる不安定な時期で、みんな必要としたのだろう。

このアルバムは退廃的というか、へばりつく霜のようにヒリついた感覚があって、とてもいい。
Dan Abramsの『Floating city』というトラックが素晴らしかった。
Vol.1となっているが、まだ続編は出たいない。このSereinというイギリスのレーベルは素晴らしいようなので、聴いてみたい。