湘南移住記 第169話 『クローブ噛む』

3日前から歯痛が酷い。神奈川に移住する前、津山の歯医者に処置をしてもらった箇所で、右上の奥歯。痛い。金曜日なぞ、痛くて寝れなかった。

歯痛を抑えるツボなど色々試したが、スパイスのクローブを噛むのが1番効いた。クローブは強い鎮痛作用と抗菌作用がある。古来より歯医者のスパイスと呼ばれているそうだ。噛んで歯に詰めておくと痛みが止む。

スパイスの焙煎

スパイスカレーをつくるとき、クローブをよく使う。独特の苦味があり、煮込んだ後に取り除かなければいけない。たまに取り忘れてそのまま食べてしまう。

噛むとこんな効果があるとは知らなかった。2,3日ほど痛みは止んでいたが、今日も痛くなってきている。

結局食べてもらえなかったが、土曜日にスパイスカレーの仕込みをして楽しかった。珈琲の焙煎も楽しい。カフェの仕事は、こんなにも楽しいものだと改めて感じる。

久々にスパイスカレーを仕込んで、気づいたことがある。珈琲の焙煎と共通点があるということだ。

スパイスカレーにも焙煎の作業が2つある。テンパリングという、油にホールスパイスの香りを移す作業と、パウダースパイスを熱して香りを引き立たせる作業。狙いは違うものの、どちらもスパイスに火を通すことでより香りや風味を引き立たせる。

珈琲の焙煎は15分以上かかる。スパイスの火入れは2〜3分程度。

パウダースパイスは浅くも深くも焙煎できる。火入れの具合によって香りや風味をより強く出せることができれば、一段階上のスパイスカレーを出すことができる。

今日はじゃがいもを使って、サブジという、スパイスの蒸し煮を練習した。

今日は疲れたので帰りにクラフトチューハイを買った。クラフトならいいと思ったが、具合が悪くなった。肌が痛くなり、気分も悪くなる。口に入れるものは気をつけなければいけない。お酒をのんでも、吟味しないと、幸せになれない。

スピーカー

頂いたDIATONEのスピーカーを部屋で鳴らして聴いている。最初はウーファーのエッジが効果していたり、ツイーターが鳴っていなかったのだが、通電し続ける内に鳴りがよくなってきた。

不思議なのは、聴いていると知らず知らず眠ってしまうこと。音が気持ちよくて、体にいいのだろう。

神戸元町にあるジャズ喫茶〈Jamjam〉でも同じ体験をしていた。音が良すぎて、1時間も滞在したあと店を出ると、温泉に浸かっていたかのように体が軽くなった。

DIATONEは店用に使うが、自分用にもスピーカーを買うことにした。日本産のヴィンテージスピーカーなら、ヤフオクで見ると、安ければ2000円ほどで買える。送料を含んでも、5000円以内の予算。

楽しみというより、自分へのケア用にスピーカーが必要になってきた。