土曜日。今日はなにもしないことを決めた。元気になるために。改装もほぼ終わっているし、休息が必要。
寒くはないが、重い曇天。午前中には雨足もあった。天から『休め』というメッセージのようだ。
格闘達人系のYouTubeを見る。最新のもので、ジークンドーの石井先生と躰道の中野先生の交流動画が面白い。この2人は相性が良く、技術交流が楽しそうで、観ているこちらも心躍る。体の支点を利用して最大限の破壊力をだす工夫。
横須賀にきてよかった
大家さんに相談して、敷金3ヶ月分の中から今月の家賃を相殺してもらった。
大家さんは『病気を良くしてください』と快く引き受けてくれた。いつも家賃は振込なのだが、おそらく確認していないであろうことがやり取りで推測された。ラフな性格でありがたい。
改装費と店用の道具の投資、治療費はそこまでだったが、仕事の稼働できなかった分のマイナスが大きい。5月以降の仕事も見つけて、5月末までには2月時以上の貯蓄に戻す。そうすればECサイト立ち上げのために必要なMac Bookが購入できる。
お金に余裕がないと、ヘタに休めない。
店を開けてからは、横須賀で平日の仕事を見つける。今年中には、商売一本にする。自分次第。
今週分の食材の買い出しに行く。先々週は三浦産キャベツとカリフラワーのおかげで、1000円分の買い出しで2週間もった。スパイスカレーの試作を挟んだので、1.5週間くらいか。療養用にお肉も買ったか。三浦産の野菜は大きく栄養もあり安くて本当に助かる。
そういえば今月、なぜか出費が今までよりかなり抑えれたんだよなあ。ムダに出てるとこはあったんだけど、なんでだろ。
ともかく、出費を抑える工夫はまだできるということだ。出費が少ないことは多く稼ぐと同様の価値がある。
私飲みにも行かないし(野毛には行ってみたいけど)、あんまりお金を遣うことがない。お金の遣い方を大切にしている。店の投資や、カフェの勉強、世話になっている方のために周す。愉しみはラーメンかなあ。関東のラーメンは工夫がすごい。
安浦町の古本屋の裏手にある魚屋さんに行ってみた。何度も通りがかっていて、いつか入ると決めていたお店。
横須賀でずっと続いているお店のようで、店構えからして昭和の香りが漂っている。店先には魚が詰まっているであろう発泡スチロールの山。明朝体で産地が印刷されている。
店内に入ると、びしょ濡れの床の上で、腰の曲がったおばあちゃんが出迎えてくれて、「どんな食べ方のものがいいの?」と訊いてきてくれた。焼き魚がいい、答えると、ねじり鉢巻をしたおっちゃんが「予算は?」と重ねて訊く。1000円以内で、と答えると店の奥からアジの干物と鰈を用意してくれた。おっちゃんが笑いながら500円でいいよとサービスしてくれた。
500円と消費税を渡すと、おばあちゃんがよかったねえ、またきてね。と言ってくれた。お金と魚のやりとり以上に、その言葉が身に沁みた。病気になった心細さと、膨らんだ寂しさと不安の影に、優しく手を差し伸べてくれたようだった。横須賀は人の優しさが感じれるられる。この街にきてよかったと、心底想った。

ここに至るまでの動機と別れを経て、こういったことを経験できたのは、意味がある。そう信じる。
横須賀にきて半年近く。うみかぜ公園を歩きながら、街に馴染んできたような、不思議な感覚が湧いてきた。街がが私を信じてくれているような気がした。横須賀が私を受け入れてくれた。私も事業を通して、横須賀・三浦エリアの役に立つ。受け入れてくれたお返し。
確信
自分の意思でここまできて、やりたいこをするために、様々な人の助けを借りた。目標を達成するには独りではできない。やってみると身に沁みてわかる。津山のhatisもそうだった。
経営者としては危機感は持っておかなければいけないが、漠然とした安心感にも包まれている。
この文章を読んでくださってる皆さんもそうですし、私は人に恵まれている。その確固たる確信から生まれたもの。

業務スーパーでいかの塩辛とチョコレート菓子。リビング横須賀でアボガド、白菜のとう、油菜、三浦産大根、日本産大豆の納豆。魚と合わせて1800円くらい。豪勢。
帰って夕食。玄米、イカの塩辛、納豆、アジの干物、アボガドと白菜のとうにりんご酢のドレッシング。これを食べればさすがに病気も治るだろう。
白菜のとうという野菜は初めてだが、とても美味しい。体が欲しがってる美味さ。
アジの干物も美味かったなあ。津山では見ないけど、こちらはでは魚屋さんが店先で干して作っている。干物屋さんもあるくらいだ。量があったので、2食にわけても良かった。
珈琲の焙煎。焙煎機とコンロの距離を近づけると上手くいった。ベストポジションを見つけたので、明日の焙煎でおそらく店で出せるくらいの豆が焼ける。