湘南移住記 第108話 「改築実践」

横須賀に移り住んでから幾日かが過ぎた。これからボロボロの家をリフォームし、住居兼店舗として使えるようにする。

できることは、自分でやることにした。具体的に言うと、水道管は流石にいじれなそうなので、シンクと手洗い台の設置以外。住居用に使う部屋の床の設置、机や椅子の作成、塗装など。

年末まで、正確には木星が水瓶座から抜ける12月28日までにはオープンする。

改装費がかかるため短期の仕事を申し込んだ。職場は衣笠なので、かなり近い。年末までは忙しいだろうから、なんとか形にする。

今日は床の設置を試みた。前の住人が、床の根太までやってくれてたので、あとは床板を貼るのみだ。釘と金槌でやってみたが、床板が厚く、釘が通らない。仕方ないのでドリルを買うことにした。リビン横須賀のセカンドストリートで、新品で2500円のドリルを売っていたので買った。

前の住人が青い発泡スチロールのようなものを置いていっている。調べると断熱材というものらしかった。床材の間に敷き詰めるものらしい。寒さ対策だろうか。

が、根太と根太の間にちょうど挟み込むのが難しい。ノコギリできるが、垂直に切れない。

まあ、焦らずやろう。すこしずつ。ともかく、始まった。わからないことだらけだが、調べたらわかる。楽しむ。身につけていく。