夏の終わりのチルな曲 4選

あの暑かった夏も、終わりに近づいてきた。外では鈴虫が鳴き、温度も下がってきている。夏で熱くなった体をチルする4曲を紹介。chill hop的なビートもの、Boom Bapなど。

1. Motel Lazy / Oyozo

ビートメイカー、Oyozoのビートテープ。検索しても情報が全くでてこない。私もSpotifyでなぜ引っかかっても覚えてない。Spotifyでいいアーティストに出会っても、名前を覚えれなくなった。記事に書いて、作品やアーティストについて掘り下げてもいいのかもしれない。CD時代はそのアーティストに夢中になり、何度も何度も聴き直したものだが。音楽の聴き方が雑になってしまっている。言葉にして、共有してみよう。気怠げにホテルのプールサイドで過ごす、そんな夏休みを思わせるアルバム。タイム感とネタ遣いのセンスがいい。

2. Life Is Like a Dice Game / Nas feat.Freddie Gibbs,Cordae

Nasが93年に録音した、未発表フリースタイル音源が形になったもの。Rap Caliverの企画で、Nasが提案した。Sportifyのプレイリストがアーティストにまで強い影響力を及ぼしているエピソード。公式プレイリストだけではなく、個人のプレイリストにもっとスポットが当たって欲しい。Cordaeの新しいフロウ、Freddie Gibbsのねちっこい乗せ方の上に、Nasのスキル半端ねえなあとなる。ブレイクのとこの乗せ方がやばい。Hitboyのビートもチル。「毎朝起きて、俺たちのやるべきことを考える/ いい方向に向かうように」というリリックの出だしもいい。ええ曲。

3. Friends / Keifer

グラミー賞受賞者なのにStones Throwからアルバムリリースしているピアニストの一曲。Freddie Gibbsもグラミー賞にノミネートされるくらいだし、Stones Throwがマスになってきたのだろうか。カニエの音楽みんな聴いてるような国だし、アメリカがヤバいんだろうな。このLA感のあるビート、なんか懐かしいんだよなあ。サンプリングを遣わずネタは弾いてるのだと思われる。展開も音楽的で、ロバートグラスパー、カマシワシントンのネクストってかんじ。生きてくれてありがとう。

4. No More / Tru

ニューオリンズのヒップホップバンドではなく、若いラッパー。こちらも情報がよく出てこない。ただ、アルバムとかめっちゃいい。この曲はブーンバップ。自らの悪行を悔いるようなリリック。チープなシンセと、コーラスのサンプルをかぶせるフックに、歌を乗せてないのがいいんだよなあ。