どもども。ひさしぶりにお酒を飲みながら書いてます。移住費を貯めるために外食も飲みも行かず、ひたすら貯めているという状況。元々飲みには行かなかったですね。ある出来事があってあんまり津山で飲む気にもなれなくて、たまにりょうさんの店に行くくらいでした。津山の飲み屋は常連さんの世界が強くて、一見で入ってもぎろっと睨まれてなんかすいませんってなる。りょうさんの店はオープンで受け入れてくれるので行きやすかった。神戸にいた時は、飲み歩きが楽しかったのですが。新しい土地では、楽しく飲みたいな。
女将が新しいバイトにご縁がありそうです。3月末までの短期。3月中旬には移住したかったのだが、4月の頭になるかな。九星気学で女将が九紫火星なのだが、4月が1番いい。そういう運は持ってるよなー。
今日は店でだしていたスパイスカレーについて書きます。なぜスパイスカレーをやりたかったか。
カレーは音楽に似ている
始まりは大学生のころ。大阪に出たシラという友達(今は清掃会社を津山でやっているはずだが会わなかった)が当時、梅田の三番街の飲食店に勤めていて、三番街の美味しい店に詳しく、インディアンカレーという店に連れてってもらった。それがもう衝撃的に上手かった。なんじゃこりゃ。シンプルな欧風カレーだが超うまい。外食に行ってもカレーを頼むことはまずなかったが、めためた美味しかった。絶妙に調整された辛味とフルーティさもある甘みが次々に押し寄せる。
後に芦屋店にも行って分析してわかったが、カレーを食べるリズムが出来るんですよね。一口入れて辛いから次の甘みが欲しくなる。一口食べて⇨次の一口へのリズムが心地いい。そのカレーのリズム。神戸のさんちかにある名店、Savoyもそうだった。察しがつく人は店名でわかるだろうが、JAZZとカレーが店のコンセプト。友人を連れて行ったとき、食べるリズムがJAZZに合っていた。カウンターのみのこの店は古着屋ジェリコの近藤さんも好きだという。近藤さんは一時期カレーとコーヒーの店をやりたいと言っていたので、津山でやって欲しいなという願いです。
音楽上がりの人でスパイスカレーをやっている人は多い。それはカレーと音楽が似ているからだ。私はヒップホップのビートを作っているのだが、サンプリングとかミックスの感じがちょうどスパイスカレーに似ている。昔いっしょに音楽をやっていた仲間も趣味でやり始めて、ビートメイクと一緒やん!ってなった。
大阪のニューウェイブ

時は経ち、神戸から津山に帰る32歳の頃。津山出身で、大阪在住の友達とよく中津で飲んでいた。幼馴染のスギとみかくん。中津は梅田から鈍行で一駅のとこ。梅田から近いのだが、めちゃくちゃディープで昭和感の消えないエリア。津山の人はここが好きだと思う。大阪や神戸は駅ごとに世界観が違うので面白い。店も多いし、無限に飲み歩きできます。これを読んでいる津山の人は、Go Toが復活したら中津に飲みにいってください。
スギは真面目で勉強家なのだが、すごくいい感性も持った人間で、大阪のスパイスカレーにハマっていた。何店かルーティンがあるみたいでよく連れて行ってもらっていた。その内のひとつが中津のsoma。人気店すぎてランチの2時間くらいで完売になってしまう(関西の人気店はだいたいそう)。
余談だが、アーユルヴェーダ では一人一人に体質があり、インドでは体質に合わせてスパイスを調合する。カルテみたいなものだ。ルーティンがあるということは、スギの体質にあったスパイスの調合の店を回っていた。ひとりひとり味も含め自分の体質にあった店を見つけることができる。ただ大阪など店が多く選択肢が多い中でできる楽しみだが。
話はsomaに戻り。オープン前から並んで行ったな。店の中にはなぞのリズムマシーンからアンビエントがひたっすら流れている。このことから店主さんが音楽関係者と伺える。頼んだのはラムキーマ。まずこのラムキーマという概念からしておしゃれだった。ラム肉のキーマカレーなんて聞いたことがねえ。食ってみると、抜群にうまい。今までのカレー観を覆されて味をまったく覚えていない。サラッと食えたのは覚えている。おそらく風系だったのだろう。
もうひとつは、天王寺にあるカレーちゃん家。ここのキーマがうますぎてもう。。。ひき肉の油分とスパイスの絶妙な配分。薄暗い店内もよかったし。
このほかにもいくつかあるが、スパイスカレーの文化を津山に持ち帰りたかった。口で言ってもふーん、カレーねで終わるので身を持って体感して欲しかった。hatisでも県南や県外からInstagramを見て、カレーで来るお客さんも増えていた。これを読んでいる津山のカレー好きのみなさんにお願いしたいのは、津山でスパイスカレーの店をやって欲しいということです。津山の肉は質が良く、野菜も素晴らしい。カレーにつかう玉ねぎの甘さったらないです。津山では素晴らしいカレーが作れるので、ぜひお願いします。