星の夢をみる [佐用町]

兵庫県佐用町にある<兵庫県立西はりま天文台公園>。GOCCIA coffee factory大木のようなニカラグアのコーヒーを飲んだ後、店員さんに「佐用でおもしろいところはないですか?」と訊いてみたところ、この場所を挙げてくれた。

実は天文台公園は以前も来たことがある。平日の夜、突発的に佐用町に来て発見した。google mapに従ってみるとありえないほどの山道で、安倍晴明を祀る神社が出てくるなど、戦々恐々とした道のりだったのを覚えている。今となってはあの道のりはどうやって行くのか思いだせない。そもそも存在していたのだろうか。

昼間に行くと驚くほど簡単に行けました。店員さんに教えてもらった方向に行き看板に従うとすぐだった。あの戦々恐々はなんだったのか。まあ、そういう未知もおもしろいもんです。

星の夢

やっとの思いで西はりま天文台に辿り着きました。やっとではないか。駐車場にはフル装備の登山客がおり、話しかけてみると「たまたまです」と言うような返答。寒い中にも多人数で外のテーブルを囲んでいる人たちの姿も。

庭には見たことないような器具やモノばかり。異国というか、違う星に来てしまったような。星を観測していると違う文明の影響を受けてしまうんだろうか。高度に発展したいので夜空に輝く星を見るようにしよう。

施設に入ってみると物販や隕石を展示しているコーナーがありました。隕石を眺めていると職員さんに「これから望遠鏡の説明が始まるのでどうですか」と話しかけられた。はい、と誘導されるがままに階段を昇り望遠鏡の場所へ。

望遠鏡はスタイリッシュな外観で最先端。佐用の風景に良い意味で似つかわしくないものだった。GOCCIAさんもそうだったが。ローカルだからこそ際立つのか、ローカルだからこそできるのか。

職員さんが望遠鏡について説明してくれる。望遠鏡に使われているガラスは滋賀かどこかの職人が作ったもので凹凸がほぼないという。ハイテクなものにアナログの極みが組み込まれているのがおもしろい。観測台の丸い屋根をオープンしてもらい、空が出てきた。星を眺めるのはどういう気分なんだろう。天王星の観測写真を見せてもらった。あの青い星が見えるのか。ステキだ。

「写真映えしますよ」と職員さんの写真も撮影させてもらった。津山市に通っている娘さんがいるという。

日曜日の夜には一般客に開放して無料で観測できるという。日曜日の夜、星のデートなどぜひ。