兵庫県と岡山県の境にある佐用町。岡山弁は広島弁にちかいですが、佐用町は関西弁。県境で顕著に変わります。文化の切り替わりはおもしろい。関西でしか扱っていないマルタイラーメンがスーパーにはあるとか。そんな文化圏のグラデーションがある街、佐用町にあるGOCCIA coffee factoryに行ってきました。都会的な店作りをしています。
ローカルで際立つクオリティ
まるで異国の庭。メキシコの砂漠のよう。見知らぬサボテンが庭にぽつぽつと。規模の小さいローカルにこの風景は際立ちます。庭先に近所の子供とママさん、おじいちゃんが戯れている。異質な風景も当たり前に馴染みんでいます。この1歳の子供も記憶されない記憶にサボテンが埋め込まれるんだろうなあ。

スペリシャリティコーヒー 500円 スコーン 150円
GOCCIA。ごっちゃと読むのでしょうか。名は体を表すと言いますが店の中はとてもシンプルなつくりです。ヨーロッパを思わせるグレーの壁に、革のソファ。良いプロダクトデザインの照明。選び抜かれた家具にビザールプランツ。非の打ち所のない品のよさが、居心地を保証してくれます。
頼んだのはスペリシャリティコーヒー。いくつかの国の中から今日はニカラグアをチョイス。焙煎は浅煎りではなく中深あたり。
湖のように広がる静かな苦味が、心地よく喉を通り抜けます。スモーキーなフレーバーがあり、店の印象とは違い男らしい珈琲豆です。焙煎もしているようで、100gから豆が購入可能。
苦味が際立つコーヒーを飲みながらビザールプランツをながめる。ステキな時間。
おもしろいと思った取り組みは、1人で来店した場合に1200円でコーヒーが飲み放題のサービスがあったこと。ノマド用に作られたメニューがあるのも都会的です。
ひとつひとつが丁寧に作られ、素晴らしいカフェです。ぜひ訪れてみてください。