岡山県東北部に位置する美作市。おおよそ2万6000人と県内では1番少ない人口の街。女子サッカーチーム湯郷ベルの拠点でもある美作市は他県からの移住者が増えつつあります。
バブル期に多くの家が建てられた大井ヶ丘は、移住者が多い地域のひとつ。神戸など関西圏から移り住む人や、別荘地など買い求める人も。湯郷ベルのホームスタジアムも見下ろせる景観も持ち、300万円台と手軽な価格で家が購入できます。
大井ヶ丘は入り組んだ迷路のようです。しばらく車で周ると、スタイリッシュで魅力的な家がぽつんぽつんと点在。ステキすぎてお店のような家も。間違って入ろうとしたら、おじいちゃんとおばあちゃんがゆっくり生活していました。コンフォートな場所だ。
この魅力的な土地にはホシメグリさんなどいくつか素晴らしいカフェがあります。そのひとつがユクルテラス。
沖縄のようにゆくる
大井ヶ丘は行き止まりがなくて小さいサークルのような不思議なロータリーがあって、行き止まっても大丈夫。『ちいさなひとの家』というお店かなにかわからない家のちかくにユクルテラスはありました。ドイツのヒュッテのような外観で、入り口の横に置いてあるかまどが美しい。これでごはんを炊いたら美味しいに決まってる。

店内に入ると暖房はなく暖かい薪ストーブが迎えてくれます。薪ストーブの火はどこか心安らぐ暖かさ。
席は眺望を見渡せる窓側のカウンター席と、ソファー席がいくつか。児島のbelkや牛窓の山の上ロースタリーさんもそうですが、眺めがいい店は本当に価値がある。過ごす人の時間の質に気を配慮をかんじます。
ランチはビーフシチューとパスタの2種類。+300円でデザートと飲み物つき。今回はビーフシチューとデザートのセットを選びました。
ビーフシチューと、前菜に自家製のパンがつきます。パンは黒糖とノーマルの2種類。パンは滋味深く、シチューとの相性も最高。前菜のプレートはキッシュ、サラダ、じゃがいも、エリンギのソテー、にんじんのつけ合わせ。このプレートだけでもかなりボリュームが。
店は女性お一人で回されています。お話を聞くと、美作市からノリで沖縄に就職し移住したそう。戻ってきてお店を始めたんたのですね。ゆくるは沖縄語でゆっくりすること。チルアウトか。ご主人はずっとお客さんとしゃべってて店内は常に明るい雰囲気。沖縄が意外に渋滞が多いとか、酒飲んで仕事休ませてくれるゆるさとか、いろいろ教えてくれました。
デザートのコーヒーカップの沖縄のもの。この日のデザートはクランベリーをつかったチョコケーキ(だったかな?)。
とても落ち着く、ステキな時間をすごせるお店です。美作市でゆくりに来てください。