岡山県津山市は、「珈琲」という当て字を日本で初めて作った場所です。江戸時代、洋学者の宇田川洋庵が鎖国中にも関わらずインドネシアのコーヒー豆を手に入れ、研究しました。
1600年代にはオスマン帝国で隆盛を誇っていたコーヒーがヨーロッパに持ち込まれ、流行を始めました。その頃から西欧社会からアジア地域の支配が始まりました。すなわち、コーヒーがインドやインドネシアに伝播。宇田川洋庵がその流れを鎖国の日本でキャッチしたということですね。
いまも世界の流れに逆行している部分はありますが…。
ともあれ、珈琲と表記するのは日本だけです。その感じを楽しみましょう。
津山のコーヒーライフ
とはいえ、津山のコーヒーカルチャーはこれからです。ロースターの数も少ない。津山で地道に焙煎をしていたレインボーコーヒーさんも新庄村へ移り水路珈琲と名前を改めました。(そちらもチェックされたし!)
コーヒーもサーフもスケボーも音楽もそうですがカルチャーは人と人との関係を深めます。地域のコミュニケーションにおいて大切なこと。津山はコーヒーカルチャーが根付いておりませんから、これからが楽しみなところではあります。
バンコクコーヒーさんは平日も豆売りを中心にされていますが、土曜日のみエスプレッソの販売をしています。焙煎を担当されている須一さんが店の前に立たれています。
エスプレッソは、バランス感がよく飲みやすい印象でした。津山では貴重な存在。
珈琲の字、発祥の地津山にぜひ珈琲を飲みにきてください。