JAZZの故郷といえばニューオリンズ。セカンドライン呼ばれるニューオリンズ独特のリズムがロックロール、ソウル。ファンクと混ざり、ジャズを生んだ。ジャズの独特のうねりは、カレーのように様々な素材が生んだもの。野菜やスパイス、様々な要因まぜこぜになることによってオリジナリティな混沌が発生する。ニューオリンズを代表するピアニスト、プロフェッサーロングヘアはロックンロール界のバッハと言われているらしい。どないやねんと思う。
Sportfyで彼の音楽を聴いてみるととにかく明るい。「Crawfish Fiesta」。ザリガニのフィエスタと名付けられたこのLPは気分を明るくさせてくれる。私みたいに繊細な人間が落ち込んだ時にぴったしの音楽である。リズムが複雑。ボサノヴァや中南米のリズム複雑やけどもなんか独特の複雑さがある。ジョニー・ヴィダコヴィッチというサッカー選手のような名前のドラマーがパーカッションを担当しているらしい。リマスター版を聴くとより複雑な音が一個一個聴こえてたのしい。
続いて「Ram And Cake」。キューバリブレのことですな。こっちはフツー。フツーというのが、リズムが単調。ザリガニのアルバムみたいな陽気さもリズムの複雑さもない。たぶんリズム隊の人がフツーのまじめな人だったのだろう。ロックンロール前夜というかんじで、ザリガニのアルバムのほうが好きだ。