牛窓、山の上にあるロースタリ

岡山県津山市から車で一時間半。瀬戸内海に面する瀬戸内市。その市内に、オリーブ栽培で有名な牛窓町があります。7500人ほどが住むこの小さな海街は日本のエーゲ海とも言われ、豊富な自然が魅力。神奈川の葉山も南仏ぽかったけど、気候が似ているからかな。ドライブをしていると潮風が気持ちいい。スカッとします。今回は、木下商店さんの系列になる山の上ロースタリさんに行ってきました。

完成度の高いカフェ

山の上にある牛窓オリーブ園の施設内2Fに山の上ロースタリはありました。1Fにはオリーブ売り場。階段を登るとコンクリート打ちっぱなしの空間が。窓からは明るい採光に、目の前の前島が広がります。なんでも冬でも照明をつけないとか(閉店間際は暗くて作業しづらいらしいです笑)。薄明かりのライトが2つあって、それもムーディーな演出に一役買っています。センスあるな〜。

使われている机やスツールはほぼ津山のKITA Worksさん。無骨なコンクリートの入れ物には、Kitaさんのアイアン家具がとてもよく似合う。クオリティが高いです。ミニマルかつ選りすぐられた内装。さすがっす。

いやしかしほんとかっこいいな〜。コンクリートとアイアンは無敵の組み合わせ。

この日は暑く、アイスコーヒー(700円)とチャイクッキー(180円)をオーダーしました。珈琲は好みによって豆を選んでもらいます。スッキリ飲みたいことを伝えると、コスタリカをチョイスしてもらえました。木下さんが現地まで足を運び珈琲豆を取引されているそうです。ロースターとしても行動力がすごい。

アイスコーヒーはワイングラスで供されます。浅煎りのコーヒーは香りも良く、ほどよい酸味が素晴らしい。すっきり飲めました。チャイクッキーもスパイシーで珈琲のお供にも最適。

内装や珈琲もさることながら、働いている店員の方が素晴らしい方でした。話しかけたら快く対応してくれたし、笑顔がステキ。私が思ういいカフェの条件に店員さんがハツラツと働いているというものがあります。店員さんの1人は倉敷から牛窓に移住されてきた方。牛窓の自然に惚れ込んだそうです。移住してきて間も無く山の上ロースタリーさんが開店されたそうです。移住の決断をした人にはそういう流れがある。牛窓は、住む環境を大切にする人にはこの上なくいい場所と言えるでしょう。