Nishiima 25(ヴァンサンク)にて五人展を開催中

Nishiima 25は、津山市のお城から向かって西の地域、城西地区にできたギャラリー兼ゲストハウスです。ヨーロッパに滞在されていた櫻井由子さんがオーナー。櫻井自身も絵を描かれており、ローカルにアート文化を根付かせうとされています。現在は、五人展を開催中。

先入観なしで観れるか

作品を観ただけでは気づきませんでしたが、今回はハンディキャップのある方たちの作品展でした。櫻井さんがフライヤーに明記しなかったのは、先入観なしに見てほしいという心遣いでしょう。鳥取の障害者施設、アートスペースからふる さんに続き、新たなご縁。施設を運営されている方が、障害者は突出した能力を持っている、と話されていたのを思い出します。櫻井さんも、何か欠けているから、何かに秀でていると話されていました。アートという土壌では、健常者と障害者という線引きはいらないのかもしれません。

言葉の説得力

櫻井さん自身にアーティスト。芸術に人生を投じている方です。ヨーロッパまで行って活動されているので、いききっている。そういう方は言葉のウェイトが違います。Nishiima25ではカフェもあり、お客さんへの対応も、ひとつひとつ丁寧にされていて、人への真摯さが感じ取れました。

津山市は他の街との距離があり、市民は外の流れに疎い面もあります。アートに関してはこれからですが、Portにしろ櫻井さんにしろ、少しずつ芽が出始めました。時間をかけて、津山市民の価値観が豊かになっていくことを願います。なってくれー。