たこやきももちゃん。岡山県勝田郡奈義町をベースに、岡山県北でたこやきの移動販売を行なっているたこやきの屋台です。米軍の車両のような移動者は黒板塗料で塗装され(塗料の配分はヒミツ)、イベントの出店時にはこどもたちがラクガキをしていたり、ハッピーな光景が見れました。店主の須一さんがこどもにマジックを披露する場面も。
3.11をきっかけに
店主の須一賢三さんはたこやき屋だけではなく、ドラマーとしての一面も持っています。東京でメジャーを目指しバンド活動をしていましたが、活動中に東日本大震災が起きました。
震災の瞬間、須一さんは下北沢のスタジオでリハーサルをしていました。自身の大揺れで外に出てみると、下北沢の人びとは電柱につかまり、南新宿の高いビル群が目に見えて揺れていた。その後、計画停電などで東京は生活もままならなくなり、須一さんをはじめバンドのメンバーも地元に帰郷したそうです。それを機に須一さんも岡山へわ、
須一さんは奈義に戻っても音楽を続けおり、ドラムスクールを主催しています。
もちろん、たこやきの腕も一品!ベージックなソース(500円)もトッピングもあり。画像はツナです。関西にいてツナのたこやきは見たことがなかったので、新鮮!ひとつひとつが大きく、食べごたえがありました。
ももちゃんはもうすぐ3年目を迎えます。須一さんに聞くとこれからだそうで、まだまだ広げるために毎週金曜日は津山のマルイ本店前でも出店されています。
須一さんは、パッションがあり、とても謙虚な方でした。話しているとエネルギーをもらえます。岡山県北で米軍車両のようなたこやき屋台を見かけたら、ぜひ覗いてみてください。