広島県尾道市の海を隔てて浮かぶ向島。レンタサイクルが一日1000円からで利用でき、旅先でもサイクリングが楽しめます。向島は、旅を特別なものにしてくれました。海際を走らせると、スカッとしますね。
道の途中のどこかの海辺。
島を外周していると、立花食堂というお店がありました。会社の保養所を改装した施設を改装した場所は、大きな庭があり、ソテツが育ち、非常に気持ちいい場所です。食堂と雑貨屋が併設されており、とてもセンスのいい内装でした。みかんジュースを買って、旅のひとやすみ。
島の山のほうには、潮ショコラトルというチョコレートショップがあります。かなり山のほうにあるので、自転車ではしんどかったです。サティコーヒーさんという、映画の中の珈琲屋さんで知り合った方が、チョコレートを学ぶために沖縄から尾道に移住されたとのことでした。サティコーヒーさんに伺うと、ヒップホップをされていたとか。
このお店は兵庫など各地方から移住してきた人たちが創設したそうです。豆から作るビーントゥバーについては知りませんでしたが、食べてみるとコーヒーの相性が良く、カカオ豆の産地によって風味が変わるなど、奥深い世界であることを知りました。ジャケに惹かれてこのタイプのものを購入。
向島の先っちょに、ステキな喫茶店がありました。ろのまえ喫茶企図企図さん。ろのまえとは船の汽笛の音….だったような….。港にある、時間が止まったようなお店です。はて、この時間感覚、どこかで体験したような…、と思いだしたら神戸六甲にある喫茶月森に似ていたのでした。パンケーキを注文したら2時間くらい待つ必要がある喫茶店です。しかも待つ間、店の空気感で苦痛ではないという。店主さんにその話をすると月森さんの店主さんと会ったことがあるそうです。さすが。
注文はチーズケーキとラムミルクティーのセット。旅の疲れを癒してくれます。
五分おきに出ている船に乗って尾道に帰ります。自転車も車も徒歩の人も一緒くたに乗ります。ポケモンの船のイベントみたいな感覚。夜、塾に行くであろう小学生の女の子や出かけてたおばちゃんなどと乗船。不思議な感覚でした。
向島はスッキリさせてくれます。ありがとう。