Music From Memory

 

ヴェネツィアに埋もれていたアンビエントアーテイスト・Gigi MasinoやLeon Lowmanをリイシューしたことで知られるオランダ発のレーベル、Music From Memory。素人が簡単にイラレで作ったようなレーベルロゴもいいです。作らずにはいられなかったんでしょうね。遠目から見ると電波っぽい。

Gigi MasinoはNujabesの「Latitude(Remix)」でサンプリングに使用されたことで有名なアーティストです。ヴェネツィアに生まれ育ち、音楽を志したのですが両親の理解は得られず独自に音楽を勉強して作ってきたようです。あるときにシンセサイザーに出会い、ループされたインストゥメンタル作品を作り始めますが、イタリア国内では支持されませんでした。どうやら当時のイタリアには文化面で保守的なところがあったようですね。イメージないっすけどねー。

80年代初期から90年代初めにかけて2枚のアルバムを出しますが、ジジは音楽活動を停止します。仕事や子育てで忙しかったようですね。最近はMemory From Memoryに発見され、活発に音楽活動を行っているそうです。よかったよかった。

Sportfyで1st Alubmの「Wind」を聴きました。全編に渡ってシンセのループの上にピアノの伴奏が入る、といったスタイルです。ふわふわしてとても聞き心地がよく、寝る前に聴くととてもスムーズに入眠することができます。中でも「Wind Song」という曲が最高です。こういう風系の音楽はやられちゃいますね。ずーっとあの時の風を追いかけてるみたい。すばらしいです。みなさんもぜひ聴いてみてください。