メルボルンのシェアロースター

いま、世界中でコーヒーロースターが増加しています。北欧からニューヨークをはじめ、日本でも増加の一途を辿っています。しかし焙煎機は小型のものね10万円、高いものは1000万円の価格に達します。初期投資が高く、なかなかスタートアップができない人も多い。焙煎未経験者にとっては敷居が高い。そこで、焙煎設備を整え、月額を支払えば使用可能なシェアロースターが増加しています。

世界で増えていますが、今回はオーストラリア•メルボルンのBureaux Collectiveに注目してみました。

2人のティム

メルボルンのBureaux Collectiveは2016年、ティム•バーニーとティム•ウィリアムズが共同でプロジェクトを立ち上げました。2人ともオーストラリア出身ですが、オスロとロンドンのコーヒーショップでの勤務経験があります。彼らは、ブルックリンで行われたプーリーコレクティブというシェアロースティングに感銘を受け、このプロジェクトを開始しました。

Bureaux Collectiveは、パトリシアコーヒーブリュワーズ、エブリデイコーヒーなど、メルボルンで最高のマルチローストカフェと提携しています。シェアロースターは単なる設備を置いているだけではなく、こういった街ぐるみのコミュニティづくりにも役立っています。2人のティムは、コーヒー豆やマシーンの卸売を応援するのではなく、小さいカフェでも生豆からコーヒーの管理ができるよう、パラダイムシフトを狙っています。

日本のサンセバスチャンを

日本でも大阪のHOMEや東京でもロースターがオープンしました。もっとローカルでもオープンすればいいんですけどね。アメリカでもオークランドやポートランドが最初らしいですし。この話を見たときにサンセバスチャンを思い出しました。

「美食」で自立するスペインの地方都市に学べ小さな地域であっても「稼ぐ仕組み」は作れる

料理をオープンソースで共有する取り組みで、ヨーロッパで最も三ツ星の多い都市になりました。パリやミラノではないんですねー。日本では東京、大阪、京都が独占しまています。アベレージのレベルは高いのですから、地方都市でもできるはずです。競争ではなく、共有でレベルを高める。コーヒーもポートランドみたいな街のレベルがあれば素晴らしいのに。

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#coffee #australia