たまには頭を休ませたい
ああ毎日が忙しい。情報が錯綜している。今日もまた知らない誰かが知らない誰かと不倫をしている。話を合わすために一応見とかなければいかないが。仕事も仕事で大変だし。頭がごちゃごちゃしていて整理しきれないまま日常が過ぎ去る。
ダウンテンポはぐわんぐわんのアナタにピッタリの落ち着ける電子音楽です。Ibizaなどでも注目されました。1980年代後半からのTrip Hopムーブメントを経て、アコースティックなメロディーを加えた気持ちのいい音です。Braian Enoが創り出した環境音楽・Ambientにも似ていますが、ビートやドラムが主軸にあります。感覚としてはHip Hopに近いでしょうか。ゆえに境界線が曖昧です。
将棋の羽生永世7冠も『頭をフル回転させるにはボーッとする時間が必要』と著書でもおっしゃっています。たまにはムダなことばっか言ってるワイドショーと、他人の自慢ばっかのSNSをオフにして、静かに音楽に耳を傾けてみましょう。瞑想や散歩のお供にも。いくつかアーティストを紹介しましょう。Sportfyなどで聴いてみてください。
Zero 7
少し古いですが私がこのジャンルにはまっていたこのアーティストを。田舎の高校生だった時分、周りに音楽好きもおらず、情報が限られていた。しかもYoutubeとかない時代。ですのでインターネットで海外のラジオを使って曲を探していました。ヒップホップを聴いていたんですが、その内インストが好きだということに気づき、インストヒップホップを無意識的に探してた時期に出会った一曲です。ビートと、生のギターの展開が気持ちいい。曲名の『Salt Water Sound』ってどういうことだろうと思ってましたが、塩水なので海からインパイアされたってことですね。
Kruder & Dorfmeister
サイモン&ガーファンクルのダウンテンポリミックスで有名なオランダのかっこいいおっさんデュオ。ダウン~なループから、ハーモニカがダブっぽく入ってくる展開がいいですね。さみしいヨーロッパの都市の哀愁といった趣。
Reggie B
彼はインストメンタル・アーティストではありませんが、浮遊感がとてもいいカンジです。レジーはフュージョンドラマーの父親とゴスペルシンガーの母の間に生まれたハイブリットなエリート。歌手でもありプロデューサーで、アレンジもこなします。