神戸、三ノ宮。震災前は足の踏み場もなかったという東門街も、いまはまあまあ通れるスペースがある。加納町あたりではひっきりなしだったキャッチーもここでは健在で、スルー
して通るには少しコツがいる。
東門街から少し外れた場所に、nagomi barというクラブがある。神戸でも数少なくなってしまったクラブのひとつ。外国人うけしそうなドープな雰囲気だけど、オープンな場所。イベントはいつも賑わっています。
大阪のレジェンドMC•茂千代がゲストでイベントが行われました。DJ KENSAWがプロデュースしたクラシック「Owl Nite」に参加。最近ではKid Fresinoの作品にも客演し、新しい世代にも影響を与えています。
DJ SoomaをバックDJに、40 min.のロングセット。二枚遣いからスタートし、タイトなマイク捌きでした。DJ KENSAWの「Sir Owl」からの新曲、Shing02との共作「高舞句」、Niwakaから「汗とホコリにまみれ」など、シンプルで力強い言葉が会場をロックしていました。
『日曜日まで着てる作業着
負けてたまるか酷い過労死』
このラインを延々と繰り返す場面があり、心に響きます。生活を基に作り出す言葉は説得力がある。ゲットーでもプロジェクト暮らしでなくても、日本の現状を写し出す様はまさにスポークスマンです。
逝去されたDJ KENSAWに対する想いにも胸を打たれます。ビートに対し、ただ首を振る茂千代。リリース予定だったアルバムもあるそうですが、これから発表が待たれるところです。
▲ホストMCもLIGHT2
▲年明けにセカンドアルバムを発表する小林勝行も飛び入りでサイファーに参加
▲朝までとてもいい感じでした